福井の味 越前そばを食す『笏谷そば』
恐竜三昧の一日を送った私たちはそろそろ博物館を後にすることにします
福井北インターまで帰ってきました。
時間も押してますがもう一軒行きたいところがあります。
ここまで来たら福井の味「越前そば」を味わって帰らねば。
昨日泊まった宿のおかみさんが教えてくれました。
福井市街に越前そばの老舗があるそうです。
「笏谷(しゃくだに)そば」というんだそうです。
店は足羽山の麓にありました。
さぞかし混んでいるとおもいきや、4時半という時間もあってか
お客さんは私たちだけでした。
蕎麦屋としては大きな店構え のれんをくぐると店の中に小川が
流れ日本庭園風の造りになっています。
小川に石橋が掛かっているのだが、ここらでとれる笏谷石で作られているらしい。
その他にも門柱や灯篭にも笏谷石が・・。
■ 笏谷石とは
福井市中心部にある足羽山笏谷付近で産出される良質の火山礫凝灰岩で
笏谷凝灰岩層に含まれる。
その採掘起源は古く紀元五世紀ほどと考えられている。
石質としてはやわらかく青緑色で水に濡れると深い青色となる。
「越前青石」とも呼ばれる。
福井城跡・北の庄城跡・九十九橋の橋脚・常夜灯・西山光照寺跡・石仏
などに現在も見ることができる。
1999年以降採掘はされていない。
内装も昭和のにおいがプンプンしますが、壁に掛けられた有名人の
サイン色紙も往年の俳優さん篠田三郎とか日色ともえとか読めます。
まず私くらいの年代でないとわからない昭和のスター。
主人は「天おろしそば」を私は宿のおかみに勧められた「いなりそば」を注文。
「いなりそば」ってなじみないけど焼いたおあげの他にもいろんな種類の
天ぷらが入っています。
1500円ほどとどちらも麺類としては少々お高いですが、
ボリュームとクオリティーの高さからすればまずまず納得かな。
かけ汁には福井独特の大根のおろしが入っていて私はこの味が好きです。
蕎麦は石臼(笏谷石製?)で挽いたもので生粉打ちの平打ち麺です。
つるつるしこしこでコシもありながらのどごしも良く蕎麦のよい香りがします。
蕎麦もさることながら天ぷらもおいしくあがっています。
蕎麦湯も濃厚でおいしかったです。
ゆっくり味わせてもらいましたが時間も5時半になろうとしています。
そろそろ帰路につくことにしましょう。
福井の味 ごちそうさまでした。
■ 笏谷そば
本 店
福井市足羽4-5-10
電 話(0776-36-0476)
営業時間 午前11時~午後8時
定休日 火曜日
福井西武店
福井市中央1-8-1(福井西武8F)
電 話(0776-27-2877)
営業時間 午前10時~午後7時半
定休日 福井西武に準ずる