福井県勝山市北谷町杉山にて発見された新種恐竜たち

   2016/04/29

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1.フクイサウルス・テトリエンシス(2003年正式登録)
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1989年から始まった一連の発掘調査で発見され日本初の日本固有種かつ
全身骨格が見つかった恐竜化石として話題となった新種の恐竜である。

イグアノドン類に属する草食恐竜、全長4.7メートルと推定される。
歯の特徴はモンゴルで見つかったアルティリヌスに似ているが、
比較的保存状態の良い化石として見つかった頭骨をもとにした鑑定で
上顎骨の特徴がフクイサウルス特有のものとして2003年新種の恐竜
フクイサウルス・テトリエンシスとして名付けられました。

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2.フクイラプトル・キタダニエンシス(2000年正式登録)
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ラプトルといえばヴェロキラプトルで有名ですよね。
このフクイラプトルもアロサウルス上科に属する肉食恐竜です。

原始的なアロサウルス類には中国新疆ウイグル自治区で発堀された
シンラプトルがいますがこのフクイラプトルは進化型のアロサウルス類である
メガラプトル類に属しているとする説が有力です。

メガラプトル類の特徴として大きな手の爪や走行に適した長い後肢があげられます。
発堀された大腿骨から全長4.2メートルと推定されます。

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3.フクイティタン・ニッポネンシス(2010年正式登録)
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2007年の第三次発掘調査で発掘された大型の竜脚類の一種で
「日本産の福井巨人」と名付けられたこの恐竜が日本で最初に学名が付けられた
竜脚類の恐竜となりました。

発見された化石は中手骨が長く橈骨の48%をしめ坐骨の先端がやや広がり他の
竜脚類と異なる特徴があります。

ただ発見部位が少なくまだ詳しいことはわかっていません。
原始的なティタノサウルス類と推定されています。

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4.コシサウルス・カツヤマ(2015年正式登録)
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2008年の第三次発掘調査で発掘されたイグアノドン類が新種とみとめられたものです。
右の上あご・首の骨・背骨の一部・左恥骨・左大腿骨の5点が幅2メートル厚さ数10センチ
以内という狭い範囲から見つかり保存状態や大きさなどから同一個体と思われます。
三歳以上の幼体で大きさは全長3メートルほどと推測されます。

・骨についた歯の内側が角ばっている
・目が入る穴の前に前眼窩窓(ぜんがんかそう)という窪みがある。
・左の上あごの骨と接する部分の溝が浅い

という特徴から同じイグアノドンでも先に発掘されたフクイサウルスとは異なるとして新種と
認められた。コシサウルスとは「越の国のトカゲ」という意味である。

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5.フクイベナートル・パラドクサス(2016年正式登録)
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2007年第三次発掘調査で見つかった小型獣脚類の一種で
当初ドロマエオサウルス類と思われていたが
原始的なコエルロサウルス類マニラプトル形類の新種であることが判明。

二足歩行、肉食(雑食)で羽毛をもち鳥の先祖と考えられている。
化石は上あご・頭骨(脳函)・頸椎・肩甲骨など全身骨格の7割にあたる
160点が見つかっている。

脳函の解析と内耳の復元から平衡感覚は非鳥類獣脚類並みで聴覚は鳥類並みで
あったと考えられている。

成長途上の個体で全長2.45メートル体重25キロと推定。

歯がこれまでの獣脚類ののこぎり型のギザギザではなく、円錐型をしている点で
新種と判断された。

原始的な特徴(獣脚類並みの三半規管)と進化的な特徴(鳥類の聴力)を
併せ持つことから鳥類の祖先であるコエルロサウルス類に分類された。
名前の意味は「逆説の福井の狩人」という意味である。

生命の起源は40億年前に遡ります。

恐竜の繁栄していた時代は約1億6500万年の間、それに比べて
人類の歴史はたかだか600万年~700万年、生命年譜のほんのえんぴつで
書いた一筋の線ほどのものなのです。

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■ 福井県恐竜博物館
福井県勝山市村岡町寺尾51-11
ゴールデンウィーク、夏休み等混雑が予想されるのであらかじめコンビニ等で
前売り入場券を買っておくといいですよ!

詳しくはHP参照

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