長良川の鮎料理 美濃観光やなに行ってみた
私の住む某県には海がありません。
そのかわりにあるのは緑の山々とたくさんの清流です。
したがって新鮮な活魚料理なんてものには滅多にお目にかかれません。が
唯一誇れる魚料理があります。
それは川魚料理(鮎料理)であります。
毎年夏から秋口にかけて県下を流れる清流
(長良川・根尾川・板取川・揖斐川等)にやな場が
たくさん敷かれます。
そしてその近辺で新鮮な鮎を使った料理を提供する店が出されるのです。
この時期になると我が家もやなに出かけ鮎料理を楽しむことにしています。
今年もシルバーウィークの真っ只中の9月20日に予約をいれることにします。
遠方にいる息子もかねがねやな料理が食べたいと言っていたので大人4人。
どこのヤナ場にしようか?
沢山ありすぎてわかんない?
とりあえず前に行ったことのある「美濃観光やな」に電話してみることに。
出掛ける四日ほど前に問い合わせたのですがお昼時の時間帯はすでに満席とのこと
少し遅いですが13時30分に予約する事が出来ました。
当日思ったより早く13時前に着いてしまいましたが早く着いても予約時間に
ならないと席には案内されません。
私達の他にもまだまだ沢山の人が順番を待っています。
こんな時、近くにやな場でもあれば時間がつぶせるのですがあいにく
この美濃観光やなにはやな場は設置されておりません。
店にはテーブル席とお座敷席があります。
繁忙期はコース料理のみの提供です(コース料理+追加料理はOK)
料理の内容は3600円のコースで前菜三種(鮎の南蛮漬け・甘露煮・うるか)
鮎の刺身・塩焼き二匹・魚田・鮎のフライ・鮎雑炊です。
郡上に行けば天然鮎を提供する店もありますが、ここ美濃観光やなでも
天然鮎ではないと思いますが充分新鮮で美味しい鮎を低価格でいただく
ことができます。
ちなみに私達は、9月20日に出かけたのですが一日前から子持ち鮎が入ったとかで
普通の鮎の他にたっぷり魚卵の入った子持ちの鮎もいただくことが出来ました。
■ 鮎の上手な食べ方
・鮎の各ヒレを頭側に向かって倒し剥がす
・尻尾を取る
・鮎を立てて背中側から箸で押さえる
・身と骨が離れたようなら頭を持って骨を引っ張り抜く
こうすれば無駄なく美味しい鮎がいただけます。
塩焼きだけでなくどんな料理も基本同じです。
■ やな場とは
やな漁を行う場所のことで、川のなかに足場を組み木や竹などで簀の子状の
台で作ったやなと呼ばれる仕掛けを作ります。
ここに打ち上げられる上流から泳いで来た鮎などの魚を捕らえる漁法がやな漁です。
鮎は中流で産卵するためやなにかかる鮎は卵を持っていることが多く落ち鮎と
言ってその時期しか食せないものである。
観光化して遊ばせるやな場もある。
なかなか大量の鮎を見ることはできないが最盛期には2万匹にも及ぶ
鮎が上がる時もあるそうで、たくさん上がる光景が見たいのであれば
大量の雨が降った後の早朝などに覗くのがチャンスである
■ 美濃観光ヤナ
・場 所 岐阜県美濃市前野15-1
・電話番号 0575-35-2767
・営業時間 5・6月 10・11月 11:00~18:00(LO 17:00)
7・8・9月 11:00~19:00(LO 18:00)
休 日 無し