北海道馬産地見学ガイドツアー2017 日高の牧場を巡る1

   2019/10/21

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前日ノーザンホースパークで軽く
馬たちと触れ合った私達は、

いよいよ今日からツアーの皆さんと合流して
本格的に馬産地を巡ります。

空港に隣接したホテルから新千歳空港の集合場所に
向かうと関係者の方々が集まり始めています。

羽田集合の方たち、添乗員の方の他にも馬産地に
精通したツアーガイドの方、

競走馬のふるさと案内所の青年部の方々、
毎年このツアーを担当しているバス運転手の方など

ツアーを遂行するにあたって万全の態勢が敷かれています。

初日の今日の予定は主に日高地区の牧場を巡ります。

ヴェルサイユファーム・ヤナガワ牧場、

お昼を挟んで

ダーレージャパンファーム・ダーレージャパンスタリオンコンプレックス・

ブリーダーズスタリオンステーション・下河辺牧場・

門別競馬場と盛りだくさんです。

できるだけたくさんの馬たちに会えるように時間厳守で出発です。

かわいいペインティングが施されたバスが来ました。

それでは乗り込みます。

まず最初に訪問するヴェルサイユファームは
沙流郡日高町にあります。

ここの牧場主の方は元宝ジェンヌの美雪花代さんです。

夫であった先代の社長が亡くなった後を継いで
二代目社長として頑張っておられます。

今年の桜花賞にはライジングリーズンとミスパンテールという
2頭もの生産馬が出走しました。

ここでは2頭の母を含めた繁殖牝馬とその
当歳馬を見せていただきます。

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今の時期生産牧場では当歳馬が離乳の時期を向かえています。

産まれ月の早い仔馬は、すでに母親と離れ独り立ちをしています。

一度離乳をすると二度と母馬とは会えません。

仔馬にとっての最初の試練です。

そんなことも乗り越えて一人前の競走馬に
なっていくのですね。

ヴェルサイユファームでかわいい仔馬を見たツアー一行は
次なる目的地ヤナガワファームに向かいます。

ここにも重賞レース勝ち馬のお母さん達がいっぱいいます。

2016年のJRA年度代表馬キタサンブラックの母馬である

シュガーハートもこの牧場で暮らしています。

一時体調を崩し当歳馬は乳母馬が育てていましたが、

今ではすっかり元気になり

今年もブラックタイドを受胎しているそうです。

コパノニキータは名前からもわかるように
Dr.コパさんの所有馬でありました。

産駒の一頭であるコパノリッキーは盛岡の
マイルチャンピオンシップを2連覇しています。

全妹になる当歳牝馬もDr.コパさんの
所有馬になるんだとか。

これを書いている今も雨の降りしきる東京競馬場で
キタサンブラックが秋の天皇賞を勝ち

GⅠ6勝目をあげました。

本当に強い馬です。

ヤナガワ牧場、北島三郎さんおめでとうございます。

引退まであと2走。

無事に怪我なく完走してほしいと思います。

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