三条宗近を見に南宮大社へ行ってみた

 

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南宮大社へ行ってきました。

南宮大社は岐阜県の垂井町にある大社で、美濃国一宮としてまた全国の
鉱山・金属業の総本宮として崇敬厚い名大社であります。
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古くは金山彦神社と呼ばれていましたが移築により国府から南に位置する
ことから南宮大社と呼ばれるようになったそうです。

御祭神は金山彦命で伊勢神宮の天照大神の兄神に当たられる大神様であります。

金属や鉱山の神様であるということで金運の神様としても祀られています。

関ヶ原の合戦で旧社殿は焼失したものの寛永19年、当地ゆかりの春日の局の
たっての願いにより三代将軍徳川家光が今の社殿を再建したということであります。
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朱塗りの華麗な建物は「南宮造り」とも称される名建築であります。

寛永御造営の棟札を始め膨大な造営文書が残っており、全国的にも極めて
貴重な史料として、御社殿・石鳥居・石輪橋など十八棟と共に国の重要文化財に
指定されています。

さてなぜ南宮大社に参拝に伺ったかというと、この11月3日が南宮大社宝物殿の
年一回の御開帳の日に当たり、貴重な所蔵品が公開されるのです。

中でも興味深いのは、名刀 三条宗近が所蔵されているのです。
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美濃国は古くから刀鍛冶が住んだと言われる地で赤坂・関は有名です。

そんな土地柄や金物の神様を祀っていることからかここ南宮大社には
沢山の刀が奉納されています。

三条宗近(国指定重文)はそんな中でも特に貴重な刀剣で、平安時代の
名刀匠 三条の作品です。

三条の作品は全国でも五振りほどしか残っていなく、古い・修復などがされていない・
秀逸なできということも相まってここ岐阜県内随一の名刀です。
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今年、東京国立博物館で公開され連日長蛇の見物人を集めた
「国宝 三日月宗近」と同じ三条の作品ということで「三日月宗近」も
見物に行った私としては是非地元のこの地にある三条を見てみたくなったのです。

朝9時半からの開場でありましたが、混雑を予想して9時に着けるように家を出ました。

ついてみると意外と見学者は少なかったです。

しかもすでに開場していて200円の入場券を買ってすんなり入ることができました。

混雑は全くなかったですがよく見ると客層が神社に似つかわしくありません。

若い女子が多いのです。

開場時間前に駆け付ける恐るべし刀女子!!

例によって刀の善し悪しなどわからない私ですが「う~んこれが三条宗近か」という感じです。

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その隣には「銘 康光」これも国指定重文の刀剣で重さ3.75キロ厚さ2.4センチと
厚さが普通の刀の三倍もある巨大な奉納刀です。
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これほどの厚さがあるにもかかわらず見事な刃文が浮き出た刀です。 

さらにその隣には弐口の鉾これも国指定重文の刀剣で作は奈良朝期のもの。
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これと同類の鉾は正倉院に伝えられているものだけだそうです。

ちなみに鉾と槍の違いは穂先の形状にあります。

鉾は両鎬で 槍は片鎬であり平三角形が多いです。

又 柄と連なる部分が管状になっていて、その中に棒を入れるものが鉾で
その逆に棒が管状になっていて、中に入れて止めているのが槍であります。

特別展示会場をあとにして次は宝物殿の方へ
そこにも数々のお宝が・・・

■ 寛永御造営の折の社殿の造営文書

■ 刀剣(関の孫六・赤坂住正国・清水住岩捲・元真・吉則・伝天国の剣など)

■ 胴丸(県指定重文・・斎藤道三着用 室町期の作 県内最古の名品)

■ 驛鈴(平安時代後一条天皇御即位の大嘗祭のおり諸国の大社四十八社に選ばれて
 奉献された由緒正しい名宝)などなど
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御社殿の建造物にも見るべきものが沢山あります。

南宮造り
和様と唐様を織り交ぜた建築様式で独特のものである。
本殿と弊殿は素木造りであるが他はすべて鮮やかな朱塗りの社殿となっている
  
蟇股   
社殿の軒回りはすべて蟇股と呼ばれる装飾が施されている。
特に高舞殿の四方に回らされた十二支の干支の動物の蟇股が有名である。
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※蟇股とは寺社建築独特の装飾でその形が蟇の股の曲線に似ている
ところからその名がある
  
石鳥居
旧中山道から南宮参道に入る入口に建つ鳥居である。
花崗岩を使った明神鳥居型と呼ばれる様式で出来ている。
  
  
石輪橋 神様の通られる橋であり人間は通ってはいけない橋といわれている

石平橋 石輪橋と違い参拝のおり人間が通る橋である

白玉椿 御神木(本殿奥にあり拝殿からは拝見することができない)

などなど

ゆっくり社殿を見ながら参拝したあとはありがたい御朱印を頂いて
南宮大社を後にしたのでありました。
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時間はまだ11時前であります。・・・早起きは三文の徳

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