海フェスタ東三河 帆船「海王丸」セイルドリル

 

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「海フェスタ」なるものに来ています。

先日は博物館で暑い中にも涼しい一日を過ごしましたが、
今日は炎天下で一日過ごすつもりです。

暑いはずです。

昨日は土用の丑の日でしたから。

そもそも「海フェスタ」を知ったのはラジオのイベント情報でした。

なんでも豊橋に帆船がくるらしい。

一般公開もあるらしいのです。

帆船ってご存知ですか?

帆を張って走る舟のことです。

いえいえヨットではありません。

私も見たことないんですけど要するに「パイレーツオブカリヴィアン」
ジャックスパロー船長が操るブラックパール号のような船といえば
分かりやすいでしょうか。

いつも港に行けば会えるという船でもありません。

それが今回お披露目があるらしいのです。

「海フェスタ」は、「海の恩恵に感謝し、海洋国日本の繁栄を願う日」
という意味合いで設定された「海の日」本来の意義を再認識し、

海に対する関心を持つことを目的として、毎年、海にゆかりのある
自治体で開催されているんだそうです。
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今年は愛知県三河港周辺の東三河8市町村で7月16日から31日まで
開催されており、今日がその最終日というわけです。
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今日のイベントの私的目玉は帆船「海王丸」のセイルドリルです。

「海の貴婦人」と呼ばれる「海王丸」の帆を張った姿が
目の前でみられるのです。
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海王丸はJMETS(海技教育機構)の現役練習帆船です。

要するに海の男を育てる教育機関で、さまざまな海技の練習に
使われます。

それとともにいろんな港をまわってその美しい姿を披露しているのです。

セイルドリルとは、展帆訓練のことで岸壁係留の状態で帆を広げます。
まさに絶好のシャッターチャンスです。

時間はもうお昼をまわっています。

暑さはピークに達しています。しかし豊橋神野岸壁には
老若男女入り乱れて大層な人だかりです。

日よけのテントがところどころ張られてありますが、
そんなところに入ってばっかりではせっかくの船が見えません。

みんな暑いのも我慢して岸壁のコンクリートの上でその時を待ちます。

照り返しの熱でサンダルの足がやけどしそうです。

1時になりました。

いよいよセイルドリルの開始です。

大きな船です。

その甲板に乗組員(訓練生?)が整列します。

総勢何人でしょうか?百人以上に見えます。

これから炎天下のなか1時間あまりかかって帆をはっていきます。

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マストに登り折りたたんである帆を解いていきます。

メインマストは50メートルくらいの高さがあるでしょうか。
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命綱をマストに掛けながらスルスルと登っていきます。

高所恐怖症の私は見ているだけで身がすくみます。

岸壁に係留されているといっても海の上での作業。

高い所は、ゆらゆら揺らいでいるに違いありません。
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前方の三角帆から順番にゆっくりと、しかし確実に帆が張られていきます。

最後の最上部のマストの帆がはられるとどこからともなく
「お~」という歓声と拍手が湧きおこります。

見事に帆を張った「海王丸」が全容を表わしました。
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雲一つない青空に風をはらむ真っ白な帆、白い船体、
それはそれは美しい「海の貴婦人」と呼ぶにふさわしい姿でした。
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それから2時間「海王丸」は帆を広げた状態で、
多くのカメラの被写体としてあり続けました。

帆に風をはらみ、推進力のついた「海王丸」を二隻の船が逆方向に
引っ張っています。
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カメラアングルもなかなか難しいです。

帆船の船首から船尾までを画角に収めるのは広角レンズでないと
はいりません。

それほど優雅で巨大な船でした。

セイルドリルを見終わったあと、同じく帆船の「みらいへ」の一般公開を
のぞいてみることにします。
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さきほどまで帆をはって海洋パレードに参加してきたようです。
いまはセイルをたたんで停泊しています。
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船の内部をみせてくれるようで我々も中に入ってみることに。
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操舵室や船員室・食堂・調理室・ミーティングルーム
などなどなかなか興味深かったです。
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船にところどころ敷いてあるマットのような敷物は船で使うロープの
廃物利用で船員さんの手作りだそうです。
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「みらいへ」は小型の帆船で「海王丸」と比べるとコンパクトですが、
唯一 一般の人が乗れる帆船です。

紺青の船体は白い帆によく映えます。

両船ともそれぞれ個性的でおもしろかったです。

「みらいへ」の隣には海洋環境整備船「白龍」も一般公開のため
停泊しています。
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こちらも見学してみることにします。

こちらは帆船の美しさや優雅さとはまったく別物。

実用本位の船です。

なにせ海のお掃除をする船ですから。

東日本大震災の折にも災害支援にでかけ、仙台湾周辺海域において
津波による大量の漂流物を回収し、航行船舶の安全に貢献しています。

塔載機器は流木やゴミを回収するスキッパーやグラブ、
回収したものを入れるコンテナ。
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流れ出てしまった大量の油を回収する油回収器、環境モニタリング機器
などで、どれも初めて目にするものばかりでした。

船内展示の中には、海の生物が人間の廃棄したゴミのために
酷い姿になった写真や油で汚れた海の写真がありました。

どんな装備を積んだ船でも日夜大量に廃棄される産業ゴミや
生活ゴミを拾いつくすことはできません。

できることには限りがあります。

人間も生物の一員なのですから、今のままでは必ずその無秩序
に痛いしっぺ返しが来ることでしょう。

自分たちのエゴに走らず謙虚に生きたいものです。

真夏の「海フェスタ東三河」暑かったけれど、楽しい一日でした。

■「海フェスタ東三河」期間中一般公開された船
 海上自衛隊 護衛艦 「こんごう」
 気象庁   海洋気象観測船 「啓風丸」
 深海調査研究船 「かいれい」
 海上保安庁 大型巡視船 「みずほ」
 水産実習船 「愛知丸」
 浚渫兼油回収船 「清龍丸」
 練習帆船 「海王丸」
 海洋環境整備船 「白龍丸」
 帆船 「みらいへ」

■海王丸パークについて
 富山県射水市海王町8
 0766-82-5181

海の貴婦人「海王丸」を現役当時の姿で常設展示している海浜公園で、
海に浮かぶ生きた帆船として保存されており横浜港の「日本丸」とともに
世界でも類をみない存在となっています。

立山連峰と富山湾を背景に、日本海側最大級の斜張橋「新湊大橋」と
「海王丸」が並び立つ雄大な景観は圧巻で「恋人の聖地」としても
認定されています。

年に数回「総帆展帆」といって美しい帆を広げた姿がみられます。
(詳しくは海王丸パークHPで)
 
興味のある方は一度富山市海王丸パーク訪れてみてください。

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