石川・富山を巡る 2 のとじま水族館にいってみた

 

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10月中旬の土曜日、朝6時30分
(我が家の特徴=必ず出発時間が30分遅れてしまう)に自宅を出た

我が家一行(私たち夫婦・娘)は眠気の冷めやらぬまま東海北陸道を
富山方面へひた走ります。

一日目の最初の目的地 のとじま水族館までは、順調に行っても
4時間余りかかります。

なかなか距離があります。

その行程のほとんどは自動車専用道を走るのですが、
東海北陸道が全線開通し、

今まで北陸自動車道で金沢経由でしか石川県に入れなかったのが、
高山・白川郷を経由して

まっすぐ富山に抜けることができるようになりました。

2時間ほどは短縮されたでしょうか。

それでもずいぶん便利になったものです。

東海北陸道を走る車が必ずといっていいほど立ち寄るPAが
「ひるがのパーキングエリア」です。ここでしばし休憩。

朝食をすますことにします。

ここのパンコーナーに置いてある焼きたてチーズパンが大好きです。

熱々のパンを半分にちぎると温かいチーズがとろりとのびて、
めっちゃおいしいのです。

しかし今日は置いてありません。

残念!

外は晴天、まったくよい天気です。

大日岳をはじめとして白山などの山々がよく見えます。

もう一か月もするとこれらの山々も真っ白な雪化粧を
することになるのでしょう。

さあ!まだ行程の半分も来ていません。先を急ぐことにします。

今日の目的地であるのとじま水族館は石川県能登半島に浮かぶ
能登島という島の中にある水族館です。

能登島自体島全体がリゾート地となっていて夏の間などは、海水浴や
釣り客はたまたゴルフに興じる観光客などでにぎわうところです。

そんな中にある比較的こじんまりとした水族館なのです。

けれどもここには珍しい魚が飼育されています。

日本の水族館ではあまり見かけない魚「ジンベイザメ」です。

全長が5メートルを超える(成長すると10メートル以上にもなる)
巨大な体のうえ飼育が難しいため沖縄(美ら海水族館)・大阪(海遊館)
など日本では5館でしか飼育されていません。

北陸日本海のちいさな水族館の「ジンベイザメ」ぜひ見てみたいものです。

ひるがのPAを出て高山、そして世界遺産白川郷の合掌集落も通り過ぎ、

自動車道はいくつものトンネルを抜けてやがて富山県に入ります。

走ること3時間余り小矢部・砺波JCTまで来ました。

全く渋滞もなくむしろ車の量は少な目です。

ここからは能越自動車道に入り、能登半島の七尾市方面に向かうのです。

JCTからそのまま接続しているので迷うことはありません。

能登半島の温泉町和倉温泉をめざし車を進めます。

めざすのとじま水族館は和倉温泉から国道249号をとおり
能登島大橋を渡り20分ほどで到着します。

七尾湾ののどかな海辺を眺めながら車はスムースに水族館に到着しました。

時間は10時30分を回っていますが駐車場は十分余裕があります。
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七尾北湾と同化するように水族館が眼下に見えます。
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初めて訪れる能登半島なんとのどかで静かなのでしょう。

生き物大好き家族は期待でわくわくしながら水族館に歩を進めるのでした。

入場し一番最初のエリア、「ジンベイザメ館 青の世界」にそれはいました。

深い青で統一された館内、目線の高さに巨大なサメやエイが泳いできます。

ひときわ大きな影がせまります。

ジンベイザメです。

小魚(ちいちゃく見えるだけかも)を引き連れて悠然と泳いでいます。
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ちょうど給餌の時間で水面を大きな柄杓で叩くと大きな口を開けて
水面に顔をだします。

柄杓の中のエサを口の中に入れてもらい、そのおこぼれを周りの
魚たちがいただいてます。
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水量1600トンの巨大な水槽なので水面・中間層・底面とぐるりと
廻りながらいろんな角度から観察することができます。

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この水族館のジンベイザメは当初オトベエとモモベエの二頭の
ジンベイザメがいたそうです。
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しかしオトベエは成長し体長が5メートルを超えたため規則により
外海に帰されたそうです。

いまは雌のモモべエが一頭悠然とくらしています。

日本海側で唯一飼育されているジンベイザメ見る価値ありです。

ジンベイザメ館をでて次はイルカ・あしかショーの会場に向かいます。

こじんまりとした会場で、他の有名水族館のような大掛かりな
パフォーマンスはありませんが係りのお姉さん達と息のあった
演技をみせてくれました。
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演技が終わった後、イルカ達は隣のトレーニングプールで
「イルカふれあいプール」のお仕事です。

有料(510円)で定員がありますが全然余裕があるようなので
体験してみることにします。

娘と二人間近でイルカを見ることが出来ました。

触れてみると肌は冷たいゴムのようにすべすべです。

前ひれのほんの先端(人間でいえば指先)だけに体温を感じることができます。

またあおむけになってくれたおなかの中央あたりにはおへそがありますし、
オッパイだってあります。

イルカが魚類でなく哺乳類だというのがよくわかります。

横になってときどき瞬きしながらつぶらな目で私たちを観察しています。

係りのおじさんに教えられたとおり合図を送ると手を振って
バイバイをしてくれました。

そんな貴重な体験ができました。

次はペンギンお散歩タイムに行ってみます。

ペンギンプールの前でペンギン達がスタンバってます。

ここからペンギン広場まで30メートルほど行進するのです。

白線のまわりには見物の人だかりができています。

飼育係りのお兄さんの先導で出発です。

意外と速いスピードでスタスタ歩いていきます。

カメラが間に合わないほどです。

ペンギン広場に着いたらしばし休憩です。

お兄さんがペンギンの生態や生活ぶりなど楽しく話してくれます。

近くで見ながら話を聞くとよくわかります。

休憩が終わるとまたもときた道を戻ります。

かわいいしぐさのペンギン散歩、楽しいですよ。
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この他にもいろいろなイベントが組まれています。

入口でもらうパンフレットに予定が書いてあるので時間にあわせて
会場に行けば長時間並んだりすることもなく気軽に参加することができます。

アザラシとのふれあい体験やマリンガールの餌付けショーなども
楽しかったですよ。

小さい水族館ですが、展示の仕方やふれあい体験などがたくさん用意され
飽きさせない工夫がされています。

また水族館の一角には海釣りセンターもあり手ぶらで行っても楽しめるように
道具一式も販売されています。
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我が家も4時までに水族館すべてを見終わることができました。

ちょうど良い時刻です。

これから小矢部砺波JACまで戻りそこから北陸自動車道に乗り、富山市を目指します。

「寿司栄」さんの予約は7時です。

※のとじま水族館
住所 石川県七尾市能登島曲町15部40
電話 0767-84-1271
開館時間 3月20日~11月30日 午前9時~午後5時
     12月1日~3月19日 午前9時~午後4時30分
休館日  12月29日~31日

東海北陸道小矢部・砺波JCTから能越道へ。
七尾ICで降り、七尾市街地を通り、和倉温泉方面へ。
能登島大橋を渡り能登島へ。(和倉温泉から車で20分ほど)

※野生のイルカウオッチング
のとじま水族館に向かう道中に七尾市というところがあります。

ここの七尾湾には野生のミナミバンドウイルカの群れが棲んでいます。

通常ミナミバンドウイルカはオーストラリアや小笠原諸島
のような温かい海に棲んでいる種類のイルカです。

なぜそのようなイルカがこの日本海の七尾湾に棲むようになったかは
専門家でも謎だそうです。

最初は2頭だったイルカもいまでは子供も産まれて10頭あまりの
群れを形成しています。

地元の漁師さんたちに頼めばイルカウオッチングの船を出してくれ、
船が出られるような天候であれば90%以上の確率でイルカに
遭遇できるそうです。

興味のある方はぜひ訪れてみてください。

場所 石川県七尾市能登島向田町 向田漁港

詳しくは能登島観光協会のHPを参考にしてください。

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