北海道馬産地見学ガイドツアー 2017 日高の牧場を巡る 2

   2017/11/03

スポンサーリンク

お昼の休憩をはさんで午後いちの見学牧場は
ダーレージャパンファームです。

ダーレージャパンはアラブ首長国連邦ドバイの
首長シェイクモハメド殿下が世界的に展開する

ダーレーグループの日本現地法人の牧場です。

広大な敷地を擁する大牧場です。

ここでも主に繁殖牝馬とその当歳馬を見せてもらいます。

次はダーレーの種牡馬を管理する
ダーレースタリオンコンプレックスに移動し

繋養する名馬たちを展示方式で
紹介してもらいます。

どの馬も塵ひとつない美しく手入れされた
完璧な馬体を披露してくれます。

ダーレーの牧場規模に圧倒され、小さい家族経営の
牧場からGⅠを取れる馬を生産することがいかに
大変なことか痛感した私でしたが、

そんな小さな牧場からも

救世主のような名馬が現れることこそ
サラブレッド生産の醍醐味のような
気もするのですよね。
 
さてツアーバスは足早に次の牧場に向かいます。

目的地ブリーダーズスタリオンステーションも
この日高管内にあります。

ここではまだ最近種牡馬入りしたばかりの
リオンディーズ・ラブリーデイ。

ディープインパクトの全兄でキタサンブラック
の活躍で脚光をあびているブラックタイドといった
種牡馬たちのほかに、

ここに繋養されていた名馬たちのお墓も訪ねます。

オルフェーブル・ゴールドシップを始めたくさんの
重賞勝ち馬を出した名種牡馬ステイゴールドのお墓には

スポンサーリンク

今でもお墓詣りに訪れるファンの花束が手向けられてありました。

ブリーダーズスタリオンステーションを出た
私達が向かうのは老舗牧場のひとつ
下河辺(しもこうべ)牧場です。

初代代表者下河辺孫一氏が千葉(現成田市)に牧場を
開いたのが1933年。今から80年以上前のことです。

孫一氏は現JXTGエネルギーの社長下河辺健二氏の長男で、

一族の多くが医師・経済・文化人でありいわば華麗なる
一族の出身です。

今はここ日高に拠点を移し、牧場規模を拡大し歴史に
残る名馬をたくさん生産・育成されています。

ちなみに今年(2017年)雨の京都競馬場でみごと
三冠レースのひとつ菊花賞を征したキセキはこの
牧場の生産馬であります。

桜花賞馬アユサンの可愛い当歳馬に見送ってもらい
ツアーバスは次の目的地に向かいます。

北海道競馬の開催競馬場のひとつ
門別競馬場です。

ここでは夕食のジンギスカンを食べながら
今開催中のグランシャリオナイターシリーズを
観戦します。

ナイター競馬はきれいだし小規模な競馬場だけに
身近に屋台なんかもあったりしてお祭りみたいな感じです。

そして特別なはからいで希望者には
実況中継室にも入れてもらえ、

どのようにレースが放送、実況されているか
見せてもらいました。

実況アナと写真も撮ってもらい貴重な体験ができました。

朝から夜まで目いっぱい馬三昧の一日を送った一行は
今日の宿泊地である静内のエクリプスホテルにむかうのでありました。

たのし~い、明日もたのしみだ~。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket