和泉守兼定を訪ねて 東京旅行

   2015/09/06

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初日は土方歳三資料館へ行って歳三の愛刀であった「和泉守兼定」を見に行きます。

資料館は東京都といっても日野市というところに有り、東京駅よりも新横浜で
降りたほうがアクセスが良いようなんですがかなり乗り換えがあります。

一泊用のスーツケースを引きずりながらJR中央線に乗るべくホームを移動します。

ここから立川まで一時間ほどです。

立川で昼食とコインロッカー探しで多少時間をロス、空きのロッカーが
見つからず荷物を持ったまま多摩都市モノレールの駅へようやく荷物を
預けることができ、モノレールに乗るとものの10分ほどで目的の万願寺駅に到着です。

歩くこと5分で資料館に着きました。

あれ、普通の民家じゃないのと思うほどちょっとした豪邸の一角にその資料館は
ありました。
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そこだけ古民家風の作りの一室です。

何でも歳三の兄の5代目に当たる方(歳三は生涯独身であった)が私設の
資料館として開放されているのだそうです。
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私達が行った日もかなり賑わっていましたが、5月の開館日には
「和泉守兼定」だけでなく近藤勇の佩刀であった「丹波守藤原照門」の
公開もあったようで万願寺の駅から資料館まで恐ろしいほどの行列ができて
いたようです。

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資料館には随所に歳三の生家の遺構が残してあります。

玄関の梁には幼少の頃相撲の稽古に使ったとされる旧生家の大黒柱が使って
あったり、庭には武士として名を上げる事を望んだ歳三手植えの矢竹が今も
大きく茂っています。
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展示品にも愛刀兼定の他にも池田屋事件で使ったとされる
鎖帷子(くさりかたびら)・打首になった近藤勇の当時の瓦版を模写したもの・
直筆書簡などなど最後まで新選組の武士として生きた歳三の人となりが感じられ
とても興味深いものでした。

新選組とか歳三とかよく知らなかった私ですが、何だか少し勉強出来た気分に
なりました。

土方歳三資料館は私設の施設であるため開館日等は非常に不規則です。

まず開館日ですが通常は毎月第一・第三日曜日の12時~16時です。不定期に開館
される月もあるようなので事前にHPなどで確認すると良いと思います。

歳三の愛刀である「和泉守兼定」は歳三が最後まで運命を共にした佩刀で
今は修復されてますが当時は物打ち部分に刃こぼれが見られ、実戦で使われた
刀である生々しさを伝えています。

この刀身も公開されるのは通常5月の歳三の命日に合わせてだけです。

もっとも昨今の刀剣ブームによってかわかりませんが、今年は特別に私達が
訪れた7月18・19日にも公開されていました。

通常からすると、次回の公開は2016年5月であるらしいです。

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