京都国立博物館 刀剣を楽しむ に行ってみた
またまた我が家流刀剣乱舞のノリで京都国立博物館
「特集陳列 『刀剣を楽しむ』名物刀を中心に」
の展示見学に行ってきました。
この特集展示は、京都にある古寺社に伝わる名物刀剣のすべてを一挙に
公開しており何百年という年月を経て今尚生き続けている名刀の数々を紹介しています。
ドラマチック性の高い名刀達でありますが中でも史上初となる
源氏一門の重宝「髭切(鬼切)」と「膝丸 」の同時展示をはじめ、
切りつけた真似をするだけで相手の骨が砕けるという伝説を持つ
「骨喰藤四郎」などどの刀も一見の価値あるものです。
しかも今回の展示はオンラインゲーム「刀剣乱舞」とコラボした刀女子必見の
垂涎の展示内容となっています。
ということで我が家の刀女子とその母も早速出掛ける算段となったのです。
暮れも押し詰まった12月20日岐阜羽島駅のホーム、
時間は午前8時11分、開館時間9時30分 少しでも早く着きたい私は
この時刻を選択しました。
12月としては暖かい気候 行楽日和です。
各駅新幹線の「こだま」に乗り40分、京都駅からは京都市バスで二区間目
「京都国立博物館・三十三間堂前」で降りた私達の目前には長蛇の列
時間はまだ9時30分になってません。
少し見込みが甘かったか。恐るべし刀女子。列のほとんどをしめるのは
20代と思われる女の子たちです。
それでも開館すればこのくらいの人数すぐに捌けるだろうと全然余裕をかましていた
私は事を甘く見ていました。
開館と同時に中に入ったのはいいのですが今度は音声ガイド機を借りるのに
またまた大行列です。
なんでも刀剣乱舞とコラボしている関係で音声ガイドにはそのゲームの声優さんの
声でガイドが入る特別バージョンがあるらしく、
しかもキャラクター入りのポストカードがついてくるとあってみんな
並んでいるのです。
この博物館には一体いくつの音声ガイド機があるのだろうとおもうほどの人数です。
自分達の番が回ってきたのはそれから30分以上も後のことでした。
(ガイド機が足りなかったわけではありません。ただただ受付順番待ちです)
やっと音声ガイドを手にして展示室に向かった私達は更に驚愕の事実を
思い知らされるのでした。
私達が並んだ列の最後尾の部屋は1F-5と書いてあります。
確か特集展示室は1F-2です。
なんと行列は1Fの全ての部屋を貫いて続いているのです。
いいんですよ。
最前列でなくて、貼ってあるロープのうしろから人の頭越しに遠巻きに
見るだけならすぐに1F-2に入れます。
しかしそんな野暮な刀女子はいません。
みんな辛抱強く整然と列に並んでいます。
みんな最前列で穴のあくほどお目当ての刀を見てみたいのです。
博物館側も時間制限するとか急かせるとかそんな野暮なことはしません。
順番が回ってきた人には堪能するまで鑑賞の時間が与えられているのです。
そんなこんなで私達の順番が回ってきたのは開館時間から2時間半をすぎた
12時過ぎでした。(自分で自分を褒めてあげたい心境です)
それから私達も心ゆくまで刀剣鑑賞を楽しんだのは言うまでもありません。
ゆっくり楽しんでも30分もあれば刀剣コーナーは充分見れてしまいます。
そろそろお腹減った。でも待てよガイド機借りるとき注意された
ガイド機を持ったまま外には出られません
レストラン内にも入ることは出来ません。
アラームが鳴りますので。
せっかくお金払って借りたガイド機まだほとんど聞いてません。
このまま返したらもったいないじゃないか。
仕方がない お昼ご飯は後回しで、他の展示室を見て回ることにします。
東京国立博物館よりは展示規模は少ないながらもすべて見終わったのは
2時半を回ってました。
あ~お腹減った。
ガーデンにある「からふねや」で超遅い昼食です。
私はデミグラスオムライス、娘はベーコンレタスライス美味しかったです
(ご飯食べてたらスフレパンケーキ食べたかった)
いやいやゆっくりご飯食べてる暇ありません。
ここは京博、向かいには超有名な三十三間堂があるのです。
ここまできて三十三間堂に寄らない手はないでしょう。
三十三間堂の閉館時間は16時、時間がせまっています。
◇ 展示刀剣ラインナップ
■重文 太刀 銘国綱(名物髭切・鬼切) 京都・北野天満宮蔵 一口*
■重文 太刀 銘口忠(名物膝丸・薄緑) 京都・大覚寺蔵 一口
■ 太刀 銘有綱 一口
■ 太刀 銘貞綱 一口
■重文 太刀 菊御作 京都国立博物館蔵 一口
■重文 太刀 銘口前国則宗(名物二ツ銘則宗) 京都・愛宕神社蔵 一口
■重美 短刀 無銘(名物上部當麻) 一口
■ 剣 無銘 京都国立博物館蔵 一口
■重文 刀 金象嵌銘永禄三年五月十九日
義元討捕刻彼所持刀/
織田尾張守信長(名物義元左文字)京都・建勲神社蔵 一口
■ 太刀 銘物部吉貞 一口
■重文 薙刀直シ刀
無銘(名物骨喰藤四郎) 京都・豊国神社蔵 一口*
■国宝 太刀 銘則国 京都国立博物館蔵 一口
■重文 短刀 銘吉光(名物秋田藤四郎) 一口
■ 短刀 銘国吉 一口
■ 刀 銘吉行 坂本龍馬所用 京都国立博物館蔵 一口
■ 刀 銘粟田口近江守忠綱 一口
■ 刀 銘長曽袮虎徹入道輿里 京都国立博物館 一口
■重文 刀 銘長曽禰輿里入道乕徹 一口
以上の十八口 展示期間は2015年12月15日~2016年2月21日です
ただし*印のものは1月17日までです。
(12月26日~2016年1月1日は全館休館)
1月16日には京都国立博物館の研究員の方による、この特集展示
についての土曜講座が開かれるそうです。当日12時より平成知新館
1Fグランドロビーで整理券が配布されるそうです。定員200名
先着順です。
これだけの名刀の数々ですが写真撮影等は出来ません。
そもそも京都国立博物館内自体写真撮影はNGです。
そのかわりといってはなんですがリーフレットが置いてあるのでもらってくるといいですよ
■ 京都国立博物館アクセス
JR京都駅より市バスD1・D2乗り場より100系・206系・208系のバスに乗車し
博物館三十三間堂前で降ります。
降りたら目の前です。(料金 大人230円)
■ 京都博物館情報
住 所 京都市東山区茶屋町527
電 話 075-525-2473(テレホンサービス)
観覧料 520円