メジロ牧場 白の血脈 その2
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メジロアサマは天皇賞をはじめとしてAJC杯など主に
長距離レースで活躍し七歳の暮れの有馬記念2着を花道に
引退をします。
48戦17勝無事これ名馬を地で行く牧場孝行な馬でも
あったのです。
翌73年春より種牡馬となったアサマは初年度28頭の
繁殖牝馬に種付けされます。
ところが受胎した牝馬は一頭もいなかったのです。
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アサマが種牡馬としての用を成さないとわかると
アサマのシンジケートは解散され、その噂を聞きつけた
ある神社からは神馬として譲ってほしいとオファーまで
舞い込む始末となりました。
しかし北野氏はその話に激怒し、使えないアサマを手放す
どころか自分で買い戻しあらゆる治療や療養を施し、
種牡馬として開花させる努力を始めるのです。
アサマは牧場の宝、なんとしてもアサマと自分の牧場の
繁殖牝馬との仔で天皇賞を、
これが彼の大命題となったのです。