頑張れ!ブチコ 1
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2015年1月10日京都第1レース三歳未勝利牝馬戦(ダート1800m)を8馬身差で
圧勝したブチコ
名前も変わってますが、外見はもっと変わっています。
まるで牛、はたまたダルメシアン?いえいえ
烈輝としたサラブレッドであります。
真っ白い馬体に鹿毛の斑点模様さらに耳と鬣は鹿毛の毛色の珍しい容姿を
しているのです。
ブチコの父は内国産種牡馬の雄キングカメハメハ母はシラユキヒメです。
キンカメの毛色は鹿毛でありますが母シラユキヒメはサラブレッドの
世界でも珍しい白毛という毛色を持った馬です。
「その仔馬なので白に鹿毛のブチか」と言ってしまえばそれまでですが、
この馬なかなか奥が深い血統構成を持った馬なのです。
ブチコの母であるシラユキヒメの白毛はKIT遺伝子の変異による
突然変異の白毛です。
俗にW14の変異と呼ばれるものです。
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シラユキヒメの父サンデーサイレンスは青鹿毛ですし
母のウェイブウインドは鹿毛です。
この組み合わせから芦毛は生まれませんし芦毛の特徴である
仔馬の時の有色である毛色が年齢を重ねるごとに真っ白になるのと
違い、シラユキヒメは生まれた時から全身真っ白でありました。
この白毛の出る確率は1万頭から2万頭に一頭といわれています。
いままで日本で生まれたサラブレッドの白毛は30頭に満たないのです。
こうしてかなり希少な白毛で生まれたシラユキヒメですが彼女の
子供たちは7頭中6頭もが白毛で生まれています。
(メンデルの法則により50%の確率で白毛にでる。そして白毛は有色毛に対して優勢である)
そんなわけでシラユキヒメの8番仔であるブチコも斑はあるが白毛に分類されるのである。
ちなみにブチコの半姉のマーブルケーキも栗色の斑を持った白毛である。