タイテエム 2

 

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四白流星の華麗な馬体と良血の持ち込み馬
ということもあって

タイテエムはしだいに「貴公子」と呼ばれ

ファンも増えていきます。

1972年のクラッシックにおいても自然と注目が
集まりいつも高い支持率を得ます。

しかしロングエース・ランドプリンスイシノヒカルを
交えた4強世代、いつも惜しいところでタイトルを
逃してしまいます。

四歳クラッシックレース最後の菊花賞、

万を辞して臨んだこのレースも一番人気に
推されますが

イシノヒカルに差され2着に甘んじます。

タイテエムの購入を断った武田文吾調教師は
その判断を後悔しなかったといいますが、

菊花賞にのぞむタイテエムに

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「あの馬に勝たれると気色悪い」
と漏らしたと言います。

結局この年はクラッシックのタイトルを
とることはかないませんでした。

こうしてタイテエムは明けて5歳の天皇賞春、

再び一番人気で迎えたこのレースで悲願の
クラッシック初制覇を飾ることとなります。

スタート直前からの激しい豪雨の中、

雨に霞む淀の馬場を人も馬も泥んこに
なりながら最後の直線に向かいます。

そして馬場の外目、自慢の四白と白い面子を
泥で真っ黒にしたタイテエムが
真っ先にゴールに駆け込んだのです。

競馬中継の名アナウンサー、杉本清氏は
「無冠の貴公子に春が訪れます」
とその勝利をたたえました。

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