トウメイ 炎の名牝 その2
スポンサーリンク
たいして期待もされず8月三歳のトウメイは
札幌で新馬戦をむかえます。
そのレースを2着
次のレースを1着と順当に勝ち進むと
彼女に対する周りの評価は一変し
担当厩務員も付き、11月から12月にかけて
三連勝を記録すると関西三歳牝馬のナンバーワンと
評されるに至ったのでした。
開けて四歳の桜花賞を迎えヒデコトブキの2着オークスでは
シャダイターキンの3着と惜しい星を落としますが
その後も堅実なレースで勝ち星を重ねていった彼女に
またしても不運がかさなります。
スポンサーリンク
彼女を管理していた清水調教師が死去しほかの
厩舎に移されることになったのです。
佐藤厩舎を経て坂田厩舎に移ったトウメイは
坂田調教師のもと 明けて五歳 3月のオープン戦
4月のマイラーズカップを連勝し
5月の阪急杯で2着に敗れた後、脚部不安を発症し、
長期の休養を余儀なくされます。
ここまでの成績(9722)は全く立派なもので
普通なら牝馬でもありますし引退してもおかしくありませんし、
安馬の彼女は充分働いたといえます。
しかし
周囲はそれを選ばず彼女もまた更なる
トウメイ物語を造り上げる道を進むのです。